たしかに結婚するときは互いを思いあっているから、物事は楽しく進んでいく。ふたりの前には幸せというキラキラしたものが待っているから。
私の離婚は、生きるための離婚です。
夫婦の間で不満がつり積もっていました。話し合いという名目で数年間、夫に責められ、いくら私の気持ちを話しても、夫は「お前が悪い」「お前が変われ」と言い続けるばかり。友達に打ち明けたら、「それはモラルハラスメントだよ」と言われたことを覚えています。
私の神経はズタズタに擦り切れました。夫婦でいる限り、私はいつか消えてしまう。そんな私のことなんて考えずに、責めれば仲の良い夫婦に戻ると夫は思い込んでいたのです。
ある日夫は離婚届を私の前に突きつけました。これは今思うと心理学でいうゲームです。私を試すために、私の気をひくために、夫は離婚届を書いたのでした。
夫からすれば、私の心が戻ってくることを期待したのでしょう。でも、離婚届けは私の生きるためのパスポートになりました。
私にとって、離婚は生きるためのもの。
生きるためなら大変なんて言ってられないのです。
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コメントありがとうございます。離婚の準備のため、お返事はゆっくりになります。